O2部屋

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DFA Macro 100mm F2.8 WR

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信頼感溢れる優秀なマクロ。望遠ポートレートも得意。

描写性能は素晴らしいです。逆光にも強く、コントラストも十分。解像、シャープ感ともに文句なし。フリンジは出ないわけではないけれど、少し絞れば気になりません。この焦点距離でマクロ撮影だと、被写界深度が稼げずになかなか開放は使いづらいので、僕の使い方だと、現実的にはほぼフリンジも問題になりません。

写りのイメージは、割と硬めでクールな印象。雰囲気を出すと言うよりも、きちんと正確に写す印象です。Limitedっぽい見た目なのに、Limitedにならなかったのは、このあたりに理由があるんですかね。

ボケ自体は綺麗なボケ方をするのですが、丸ボケが、絞ると若干角ばり、開放付近は綺麗な丸にならずにフリンジで縁取りされるのが少し残念ですね。

マクロ撮影時にAFにしておくと、結構迷うし、迷った時のモーター駆動音が相当うるさいです。まぁ、でも、マクロ撮影時はほぼMFにするので、実はそれほど困ってません。うっかり音を響かせるとちょっと恥ずかしいです。マクロ撮影時もAF使う人はイラッとくるかもしれません。

雨の日って、朝日や夕日が撮れないのでマクロで遊ぶことが多いのですが、そんな時は防滴がありがたいです。雨が降ってなくても、マクロ撮影する時って、朝露とか水分がある時が多いので、防滴はやっぱりありがたいです。

APS-Cで使うと、換算150mmになるわけで、マクロとして使うと相当被写界深度が浅くなり、結構絞る必要がある事が多いです。そう思って35mmマクロにすると、ワーキングディスタンスを確保できなくて、ちょっと本格マクロとしては使いづらいところもあるので、50mmマクロあたりがちょうど良いのかなと思う今日この頃。(K-1欲しいとなるといろいろ大変なので、こう思うようにしてます。)

あと、このレンズ、マクロだけでなく、ポートレートも得意です。遠景撮影でも十分な解像力を発揮します。ボケも綺麗ですし。公園で子供遊ばせてるときなんかは、ちょっと離れたところから子供写したり、周りの木々や花をマクロ撮影して暇つぶししたりと、使い勝手が良いです。公園だと水しぶきにも耐えないといけない時がありますから、防滴はやっぱりありがたいです。あと、公園で動き回る子供を撮っている時に気づいたのですが、こういうシーンではAFが早いですね。マクロレンズって、近景のピントは、ピントリングの調整幅が大きい一方で、遠景だと調整幅が小さかったりするんですかね? 確かどこかでそんな記述を見たような気もします。

このレンズ、おそらく当たり玉だったのでしょう。 K-5 IIsで使うと、AFもビシバシあいます。光学的な優秀さとあいまって、なんとも安定した信頼感のあるレンズです。

あと、アルミの筐体もLimitedレンズっぽくて格好良いですね。フォーカスによりレンズが伸びた姿は、実は相当格好悪いんです。でもフードをつけていれば、伸びた部分は隠れてくれて、格好よさを維持してくれます。