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カメラの質感

カメラの質感とは、見た感じ、持った感じ、ボタン押した感じなど、五感で感じる部分の事です。ええ、写し出される写真の質には全く関係のない所です。また、操作性といった実益のある話でもありません。でも趣味ですから、そういった部分で楽しむのも良いことでしょう。

ペンタックスデジタル一眼レフ、特にK一桁機は、この部分は非常に優れていると感じています。K-5やK-3の、精度の高いものの塊感は、それだけで満足感を味わえます。特にLimitedレンズをつけた時は、手で持っているだけでもなんとなく気分が良いものです。また、K-5系、K-3系のシャッターフィーリイングも秀逸です。K-5系の"クシュ"という感じの静かな、それでいて確実な感触は非常に気持ち良いものがあります。この感触を味わいたいがために、無駄にシャッターを押したくなります。K-3系は、それに比べると若干金属的になりましたが、精密な感じが高まり、これも好きですね。

一方の、K二桁機ですが、プラスチックの外装ということもあり、どうしても見た目や持った感じの質感ではK一桁機には勝てません。しかし、プラスチックな分、軽いというメリットもあります。心理的な軽さにも繋がるため、散歩とか日頃ちょっと持ち出すケースでは、K-5 IIsよりも、K-70を選ぶ回数が増えています。やる気満々な感じがしないところが良いんでしょうかね。カメラ詳しくない人(っていうかそっちが大多数)が見たら、どちらも大差ないのでしょうけれど。こんな感じなので、K二桁機の質感も不満はないのですが、シャッターフィーリングは好きになれません。例の"バシャン"という元気な音です。購入した当初は、そのうち慣れるだろうと思っていて、だいぶ慣れてはきているのですが、K-5 IIsを使うたびにその感覚がリセットされ、やっぱり慣れません。

シャッターフィーリングといえば、K-01。もう手元にはないのですが、K-01のシャッターフィーリングってよかったよなぁ。。。あのカメラ、ボディの質感をどうこう語る機種ではないけれど(SDカード入れるところのゴムのフタの作りに至っては、質感を語る資格はないと断言したいけど)、画質はびっくりするぐらいよかったり、シャッターフィーリングみたいにマニアっぽいところが良かったり、AFピーキング機能や、水準器のような風景撮りに嬉しい機能がついていたりと、なかなか良いカメラだったなあ。。。